其の教科書とは、朝鮮地誌と言う。朝鮮地誌は大韓地誌と同様、学部編纂局により発行されたが、ではその一節を読んでみる。
朝鮮地誌 (1895年)
朝鮮は亜細亜州の東端に在り東南は日本海に面し、西は黄海に臨み、北は鴨緑豆満二江・・・・
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大韓地誌(1899-1906年)
朝鮮は亜細亜州の東端に在り支那の東北部XXX日本海X黄海渤海間X突出半島国
(中略)東X日本海X界XX西は黄海X濱XX南X日本海X黄海X挑XX東南X一海峡X隔XX日本対馬島
中略)東X日本海X界XX西は黄海X濱XX南X日本海X黄海X挑XX東南X一海峡X隔XX日本対馬島
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日本海が連発である。
つまり、大韓帝國も日本海の名前を採用していたわけである。これは何も教科書だけでなく、大韓帝國の官報や新聞でも使用されていたのである。他にも採用例はいっぱいあるので、杉野氏が詳しく書かれているので、こちらを参照されたし。 この当時、既に日本海の名前は国際的に定着しているので当たり前では有るのではあるが。
日本から分離されたあとの独立後の朝鮮でも、日本海の名前が採用されていたが、突然どうするか、朝鮮でも議論があったようである。1947年の中等国史など、そのことについては杉野氏のBlogに詳しいので興味がある方は参照されたし。
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